サステナビリティ・アワード2022

SDGsや新しい働き方の取り組みのなかで、優秀な取り組みについて、応用地質グループに広く発信することにより、サステナビリティ活動の拡大を目指すことを目的として、「サステナビリティ・アワード2022」を実施しました。

開催概要

名称 サステナビリティ・アワード2022
対象 応用地質単体、国内グループ会社の全職員
募集テーマ SDGsや気候変動関連リスク・機会に関連付けて、組織の取り組み、展開する事業の事例を広く募集しました。
応募数 21編
発表数 6編 (特別講演から1編、発表講演から5編を選定)
審査員 サステナビリティ推進委員会

表彰結果

最優秀賞

木造「ZEB」化普及に向けた地域企業の試み
東北ボーリング株式会社

社屋外観
木育活動や木工ワークショップを実施
サステナビリティ推進委員会コメント

木造「ZEB」を実現させるために出された新社屋の設計コンセプトは、当社グループのマテリアリティの一つ「脱炭素への取り組み」を体現するものです。地産地消のエネルギーの推進および民間防災拠点として地域に貢献することで、地域企業としての価値向上を目指した取り組みとして高く評価し、選定しました。

特別賞

ダム湖流域における環境保全や地域貢献活動の長期の取り組み
地球環境事業部 応用生態工学研究所

地域の小学校の理科に関する総合学習 (川の生き物)
地域の小学校の社会科に関する総合学習 (将来の職業)
サステナビリティ推進委員会コメント

応用生態工学研究所は、1999年の研究所開設以来、長期にわたりダム湖流域における環境保全活動や地域貢献活動を通じて、自然と共存した持続可能な社会の構築に貢献してきました。当研究所の取り組みは、中期経営計画の基本方針にある「サステナブル経営」の企業価値向上に合致していると評価し、選定しました。

講演概要

特別講演

ダム湖流域における環境保全や地域貢献活動の長期の取り組み
地球環境事業部 応用生態工学研究所

応用生態工学研究所は、自然と共存した持続可能な社会の構築への貢献を目的として、1999年に開設しました。

河川水辺の環境、生態、気象、環境などの連続観察、研究などを事業活動による環境価値を上げるために、20年以上行っています。また、地域貢献活動にも取り組んできました。⾃然環境保全や防災への意識向上など、地域への貢献活動を継続して行っています。

ダムの自然教室にける水生生物の学習 (外来生物)

発表講演

木造「ZEB」化普及に向けた地域企業の試み
東北ボーリング株式会社

木造「ZEB」化普及に向けた取り組みとして、地元産の木材利用、再生エネルギーとして地中熱と太陽光発電を利用した社屋を建設しました。エネルギーの地産地消を目指しています。

また、地域の防災拠点として、再生エネルギーの活用だけではなく、防災井戸を設置し、飲料水、生活用水の確保に取り組んでいます。

内覧会を開催

気候変動・TCFD対応を考慮した気象関連災害リスク評価
応用アール・エム・エス株式会社

気候変動により洪水等の自然災害の激甚化と、それらによる社会活動や事業経営への影響が広く懸念されています。

現時点と気候変動を考慮した2100年時点の自然災害リスクを評価可能とし、事業者の気候変動対応の優先順位の意思決定、TCFD対応などに貢献できます。

「現在」と「気候変動を考慮した将来」のリスクレベルの比較

通学路にかかる河川監視システム導入による地域防災能力向上の取り組み
計測システム事業部

通学路にかかる小河川に冠水センサーと監視用カメラを連携させ、河川の水位状況を遠隔監視するシステムを設置しました。小学校の同意の上で、愛媛大学と協働で行いました。このシステムにより、豪雨時の巡回する教員の負荷と危険性の削減に貢献しています。

実際に設置した河川監視システム

地域貢献としての理科特別授業への取り組み
防災・インフラ事業部

当社が得意とする「地球」や「大地」、「水」といったテーマで、全社の職員により、地域の小中学校を対象とした理科特別授業に参画し、長年にわたり地域貢献を行っています。

D&I推進への取り組み「アンコンシャスバイアス」研修
事務本部

ダイバーシティ&インクルージョン (D&I) 推進を妨げる「社内のアンコンシャスバイアス」をテーマに、社内研修 (グループ討議) を実施しました。D&I実現のための一つのきっかけになりました。