Environment

環境保全

事業活動を通じた環境負荷低減に取り組みます。

地球温暖化対策

再生可能エネルギー

第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)でパリ協定に基づき、日本は2030年までに温室効果ガスの26%削減(2013年比)をめざしています。この目標の実現に向けて、官民をあげて再生可能エネルギーの普及と主力電源化への取り組みが進められています。
近年は、再生可能エネルギーの中でも、とりわけ洋上風力発電の市場が国内外で急速に活性化しています。
当社は2018年、洋上風力発電のための専門組織を設置しました。市場で逼迫している海底地盤調査の需要に対応するため、調査用足場の増設に向けて新規設備投資を行ったほか、気象条件の厳しい海上での効率的かつ低コストな調査サービスを提供するため、新しい海底探査技術の開発も行いました。
グループ全体としても、環境アセスメントやリスク算定、事業性評価、耐震検討など、洋上風力発電プロジェクトに不可欠な各種専門サービスを提供しており、これらをワンストップで連携させることにより、洋上風力発電プロジェクトのスムーズな事業化とエネルギーミックスの加速化に貢献しています。

海上調査用足場(鋼製櫓)

海底地震計による地質構造探査手法

省エネルギーに対する取り組み

グループのエヌエス環境(株)は、環境省から省エネ診断の専門機関に認定され、企業に対するCO2削減ポテンシャル診断を提供しています。
CO2削減ポテンシャル診断では、専門のエネルギー管理士等が民間企業の設備や施設全体のエネルギー使用状況を詳細に調査・分析し、運用改善から設備更新に必要なコンサルティングを行うことで、企業の光熱費の圧縮とCO2の削減に貢献しています。

環境保全・修復技術

応用地質グループでは、応用生態工学研究所やグループ会社のエヌエス環境を中心に、最先端の環境保全・修復技術により、地域社会の生物多様性の課題に主要事業として取り組んでいます。

WET試験法

WET試験とは、生物応答を用いた新たな排水管理手法(Whole Effluent Toxicity:WET)で、企業の事業活動による排水が生態系に及ぼす影響を直接測定することで、排水の安全性を総合的に評価する手法です。すでに欧米では一般化されており、グローバルなESG投資の流れの中で、日本でも普及が進むことが推測されます。当社グループでは、本手法を日本でいち早く導入し、企業の先進的な環境経営の取組みをサポートしています。

環境DNA

外来生物の増殖などにより、固有種の生息域が急速に縮小し、水域の環境変化や水産業への影響が懸念されています。外来種は繁殖力が強く、その根絶には多額のコストがかかります。当社は、河川や湖沼の水を採取し、そこに含まれる生体DNAを抽出することで周辺の生物の種類や数を迅速に調査する「環境DNA分析」を用いた新たな水域環境の管理手法を国立研究開発法人土木研究所と共に研究しています。

応用生態工学研究所

乾燥地における緑化技術の研究

ウズベキスタン共和国は国土の大部分が砂漠化した平地であり、灌漑による更なる砂漠化の進行や環境汚染を食い止めるため、灌漑によらない森林の再生が求められています。当社では、保育ブロック工法※による新たな緑化技術の確立のため、ウズベキスタンのタシケント農業大学と現地での共同研究を行っています。
※保育ブロック:苗の直根を地中深くに誘導し、水分を効率良く吸収させるとともに、樹木の根を強固に地盤に活着させる育林工法。土砂災害の防止や砂漠の緑化技術として期待される。