治水・斜面防災分野20230403
地すべり3次元地下水評価・対策サービス
概要
地すべり地全体の地質構造や複雑なすべり面の形状、地下水分布など、本来は3次元的な事象である地すべりに対し、従来は、ボーリング調査結果等に基づき、2次元での解析や対策工検討が行われてきました。しかしながら、2次元での調査・検討では、定量的な対策効果の見積り・予測が難しく、また、効果の予測に基づく経済的な対策工配置の計画が難しい現状がありました。
当社では、地盤3次元化技術の適用により、地すべり地全体の地質構造と地下水分布状況を3次元で可視化し、効率的かつ効果の高い新たな地すべり対策検討技術を開発しました。
特長
3次元物理探査の適用
3次元物理探査は2次元での調査結果を3次元的にイメージするものではなく、地盤物性値の3次元的な空間分布を直接的に測定し、可視化する技術です。地すべりの地下水対策では、以下の2種類の手法を提案します。
ドローン空中電磁探査
3次元電気探査
3次元浸透流解析を用いた効果的な対策工の立案
地すべり全体を3次元でモデル化し、地下水挙動を3次元で可視化・解析します。これにより、排水トンネルや集水井等、個々の対策工の効果を見積り、さらに、各対策工の組合せによる複合的な効果を評価することで、2次元での検討では困難だった対策効果の定量化と経済的な対策工配置を検討することができます。
3次元化技術による対策工の効果検証
3次元電気探査を地下水対策工の施工前後で実施し、差分解析を行うことにより、地下水対策工の効果範囲を可視化します。これにより、対策妥当性の検討も可能になり、追加対策工の要否や最適な施工位置の検討を行うことができます。
CONTACT サービスのお問い合わせ
-
電話でのお問い合わせ
048-652-3330営業時間 9:00~17:00 (土日祝日除く)