再生可能エネルギー分野20230403
地熱発電支援サービス
概要
日本は米国、インドネシアに次ぐ世界第3位の地熱資源国です。
地熱発電は、他の再生可能エネルギーと比べて、発電の安定性において優れています。設備稼働率は太陽光発電が10%強、風力発電が20%程度であるのに対し、地熱発電は70%強と非常に高いレベルにあります。
日本の再生可能エネルギー電源の比率は、2019年の段階で18.5%であり、政府はこれを2030年までに22~24%に向上させることを目標としています。このうち地熱に関しては、最大で現在の発電量の凡そ3.0倍の155万kWという高い目標を掲げています。
応用地質の地熱発電支援サービス
地熱発電の開発では、十分な地熱資源が得られるかどうかが不確実であり、資源開発リスクが大きいと言われています。
応用地質グループでは、地熱資源開発の初期段階における調査から操業段階のモニタリングまで、事業全体を通して支援サービスを提供しています。
事業の初期段階では、地表踏査や各種物理探査、地化学調査などの現地調査に基づき、地下の地熱資源の分布状況を推定します。また、現地調査結果や資料文献調査結果をもとに、対象地の地熱系モデルを推定し、地熱開発の候補地選定を支援します。
地盤3次元化技術を活用した地熱資源の評価
当社では、地熱開発候補地周辺の地盤を3次元でモデル化し、3次元地熱貯留層解析を行うことで、地熱資源の賦存状況や変動状況を3次元で明らかにします。
また、運用開始後のモニタリングやモニタリング結果を反映した貯留層管理により、地熱資源の持続可能な利用を支援します。
その他、グループ企業の株式会社イー・アール・エスでは、事業全体のリスク評価から開発中案件のプロセス妥当性に関する評価レポート、建屋やタービン設備等を含む完成施設の評価レポート等のサービスも提供しています。
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