樹木の総合管理サービス
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概要
緑化や環境保全を目的として道路沿いに植えられた街路樹や公園木。この街路樹や公園木が倒れ事故につながるケースが年々増えています。こうした街路樹や公園木の問題が年々増加している原因のひとつは、樹木の高齢化・老朽化です。また、地球温暖化の影響による台風などで、今までにない豪雨や強風が発生していることも、倒木のリスクを高めているといわれています。
樹木の診断は専門的な知識がある職員や樹木医が行うことが指定されていることがほとんどですが、下記のような課題もあります。
- 樹木の外観診断は、樹木医など樹木の知識がある専門家が樹木を1本ずつ見回る必要があり、多くの時間と労力がかかるほか、倒木の危険度が高い樹木を見落とす可能性もある
- 人手不足や予算不足により、自治体では十分な点検が行えないケースが多い
- 樹木医や豊富な経験を持つ職員など、樹木診断の専門家は数が限られている
そこで当社では、点検を効率化し、コストを削減する『予備調査』や『簡易診断』のほか、レーダ機器を用いて危険木の見落としを防ぐ『詳細診断』を適切に組み合わせることで、樹木を管理するお客様の課題解決に貢献しています。
特長
当社では、街路樹・公園木の診断・管理フローを提案しています。
1. 予備調査
『予備調査』では、樹木の外観を観察し、樹種や樹高、樹径、異常の有無など様々な基礎情報を収集します。これらの観察結果をもとに、樹木のどの位置 (高さ) で簡易診断を行うべきかを決定します。
2. 簡易診断
『予備調査』にて設定された簡易診断箇所に基づき、地中レーダ機器を使用して樹木内部を調査し、その後の精密診断の必要性を判断します。
『簡易診断』を取り入れることで、不健全の疑いがある樹木を効率的に抽出することができます。その結果、外観からは分からない不健全の疑いがある樹木も見逃すことなく、高額な精密診断の対象本数を合理的に絞ることが可能となります。
3. 精密診断
簡易診断で不健全の疑いがあると判断された樹木に対しては、地中レーダを用いて幹内部をさらに詳しく調査し、腐朽箇所や腐朽率の算出を行います。
4. その他:根茎調査
地中レーダと自動追尾トータルステーションを組み合わせ、樹木の根系分布状況を把握します。位置情報を自動取得しながら探査を行うことで、根系のつながりや分布状況を視覚的に把握することができます。
樹木管理データベースシステム
登録した全樹木の位置、健全度、次回診断年度等を一元管理できます。診断年度での絞り込みもできるため、公園木や街路樹の毎年の診断計画や管理計画が効率的に策定できるようになります。
システムへの登録内容は、目的に応じてカスタマイズ可能です。
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