GeoGWL-100 地下水流動層検層装置

多電極方式の電気抵抗測定法による地下水流動層検層装置

多電極プローブとデータロガーから成る電気抵抗測定法による地下水流動層検層装置 (JGS1317-2012準拠) です。

電解質溶液 (塩分濃度1%程度) で置換された孔内水の電気抵抗の経時変化を一定の時間間隔毎に測定することで地下水流動層を把握します。

分野

特長

  • 1本のケーブルに任意数 (通常100~20個) の電極を25cm間隔で配置していますので、ケーブルを上下させることなく、定位置・定深度での測定が可能です。
  • 長期観測に適した完全自動測定を実現。測定終了後は直ちにスリープ状態に入り、次回測定時間になると自動的に立上り測定を繰返します。
  • 測定結果にタイムスタンプを付与し、CSV形式でSDカードに保存します。
  • 指定した電極番号 (例えば、100電極の場合、地下水位の関係で、#40~#100) を測定できます。
  • 測定間隔は、通常5分毎ですが、目的や用途に応じて1分 (40電極数以内) から60分に設定できます。
  • 内蔵電池で5分間隔毎に連続約450回 (37時間) 測定可能、外部電源を接続することで更なる長期観測が可能です。
  • 測定結果は、「GeoGWL100報告書作成支援プログラム」により容易に経時変化グラフを作成可能です。

仕様

多電極プローブ部

最大電極数 GeoGWL-100 (100電極対)、GeoGWL-75 (75電極対)、GeoGWL-50 (50電極対)、GeoGWL-25 (25電極対)
電極間隔 25cm
電極部外径 φ28mm
測定周波数 1,000Hz
測定電圧 1Vrms (定電圧方式)
測定範囲 0~2,000Ω
ケーブル 6芯、外径φ7mm
ケーブル特性 ケプラー入りウレタン被覆
ケーブル長 全長110m (変更可能)
プローブ部重量 20kg (100電極付)

GeoGWL-100 データロガー部

測定間隔 0、5、10、15分 (5分毎に任意回数)
※測定終了後、次回測定までスリープ状態。次回測定時、自動的に起動し、測定を再開。
測定結果 SDカードに保存 (CSV形式)
測定時間 約100秒 (100電極付の場合)
インターフェース BlueTooth
動作電源 内蔵 (12V5Aリチウムポリマー電池)、外部 (12Vバッテリー) 接続可能
消費電流 320mA (測定時)、50mA (スタンバイ時)、0.1mA (スリープ時)
動作温度 0~50℃
ケース外形寸法 259×201×114mm (ABS樹脂)

活用シーン

  • 地下水流動層の把握
  • 長期観測により潮汐による地下水流動や塩淡境界における地下水流動等の調査研究

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