OYO 応用地質株式会社

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CROSS TALK-1若手社員座談会

応用地質で働く、たくさんの社員。
趣味も専攻も様々だが、
いずれも高い志と挑戦意識を備えている。
ここでは、そんな社員を代表して、
3名の若手社員が登場。
仕事や社風、問題意識などを
本音で語ってもらった。
※ 所属情報等は2020年撮影時点のものとなります。

山澤 遼
経済学部 経営学科卒
2016年入社
経営企画本部

髙橋 理紗子
生産工学部 土木工学科卒
2015年入社
地球環境事業部

西本 彩香
農学研究科 国際乾燥地科学専攻卒
2017年入社
地球環境事業部

それぞれの専攻と役割について

山澤
西本さんは、学生時代は何を専攻していたんですか?
西本
国際乾燥地科学です。大学が鳥取なので、地域性のある分野だと言えますよね。
髙橋
なるほど!砂丘があるし。
西本
そうなんです。とはいえ、主な研究対象は海外だったのですが(笑)「乾燥」という名の通り、水問題や砂漠化の進行、緑化などを主に研究していました。また、乾燥地にある途上国の経済活動についても学びました。
山澤
乾燥にまつわる全部……って感じですね。ご自身の専門分野はあったんですか?
西本
土壌です。そのため、地質や土壌をフィールドにした総合コンサルティングに携わりたいという想いがあり、当社を選びました。
髙橋
その意味では、現在西本さんが所属されている地球環境事業部の仕事にも生きる部分はありますよね。土壌汚染とかはその代表だろうし。
西本
そうなんです。例えば、とある場所のトンネル工事に際して見つかった汚染物質一つとっても、人によるものなのか自然由来のものなのかでアプローチはまったく異なります。私たちは、そうした悪い地質の判別方法や対策のフローなどを策定するのですが、こうした業務の基礎には学生時代の活動がベースにあるように感じます。髙橋さんは、土木工学科を卒業されてますよね?
髙橋
そうです。中でも私は地盤工学を専門にしていたので、土の性質などを研究していました。
山澤
土木って言っても、いろいろあるんですね。
髙橋
そうなんですよ。水理学とか道路学とか構造学とか。私は土質が最ものめりこめた分野だったので、そのまま地質調査に関わる会社、できたらそのナンバーワン企業がいいなと考えて会社選びをしていました。
西本
その意味では、当社が理想的ですよね。?
髙橋
そうなんです。また、土木ってあんまり女性が多いイメージがなかったのですが、当社には管理職も含めて女性社員が多く在籍している点も安心材料でしたね。
西本
地球環境事業部では、どんなお仕事をされているんですか?
髙橋
実は、少し前まで九州で土質に携わっていたのですが、縁あって現在は筑波にある研究所に勤務しています。主な業務は、災害廃棄物処理計画に関する策定支援です。災害廃棄物処理計画というのは、県や市町村が策定する「災害時に出る廃棄物の計画書」。災害が発生すると、ゴミって大量に出るんですよ。崩れた家々の柱や角材、使用した可燃物や不燃物、土砂など。そうしたゴミをそのまま放置していると、緊急車両も通れないし2次、3次の被害も起きかねません。だからこそ、事前に「こんなごみが大量に発生したらここに仮置きして、こうやって処分する」というルールが必要。それを策定するのが、私たちの仕事です。
西本
確かに!皆さんが自由に軒先へ置いていたら、収集する手間もお金もかかりますもんね。
髙橋
そうなんです。そうなると、復興が遅れかねません。だからこそ、地域的な特徴や災害のパターンを考慮した事前のルール作りが重要になってきます。
山澤
やりがいあるお仕事ですね。
髙橋
はい。とはいえまだ筑波に来て1年半ほどなので、周りの先輩方にフォローしていただきながら……という感じです(笑) 一方、私たちと異なり山澤さんは文系のご出身ですよね。
山澤
そうなんです。経済学部経営学科。多くの方に馴染みのある分野ですよね(笑) 経営者だった祖父の勧めもあり、選びました。ゼミでは、当時問題視されていた若年層の離職問題について研究したことを覚えています。そこから派生して、離職は結局リーダーシップの問題でもある、といった具合に深化させていきました。
西本
説得力ありますねー。
山澤
ありがとうございます。論文では、やがて仕事の入り口つまり採用活動へと話を展開させていきましたね。
西本
いまのお仕事に繋がってきましたね!
山澤
はい。ゼミの教授が人的資源管理論に携わっており、応用地質の現部長とも交流があったんです。そのため、教授から「こういう会社があって今度説明会をおこなうようなので、興味があったら参加するように」と言われ、赴いたことが入社のきっかけなんです。
西本
入社後は、ずっと人事企画部ですか?
山澤
いえ、実は希望して異動したんです。当初は営業を志望していたのですが、働く中でやがて大学時代に学んだ人事の経験を生かしてみたいと考えるようになり、年一回の自己申告制度を通じて希望を出しました。確か、髙橋さんもご自身で希望を出して異動されたんですよね?
髙橋
その通りです。その意味では、社員の希望や意思は最大限尊重してくれる環境だと言えますよね。

「応用地質に多い人」って?

山澤
うちの若手社員って、どんな人が多いと思いますか?
西本
メリハリのある人が多い気がしますね。普段はわりとはっちゃけてる面白い人でも、仕事になると途端に切り替わってコツコツ真面目にデスクへ向かってる。そういう人が多い気がします。
髙橋
根が真面目な人ばかりですよね。「ノリだけで生きてる!」みたいな人は、あんまりいない気がする(笑)
西本
事業的にも社会貢献性が高いので「自分の知識や仕事を通じて誰かの役に立ちたい」と考えている人が多いからかもしれませんね。
山澤
そうですよね。技術は常に更新されるので、入社後も勉強が必要。だからこそ、努力家や勉強家が多いのかもしれません。
髙橋
確かに!「私は若手だから上司に任せっぱなしでいい」と思っている人は、たぶん一人もいないんじゃないかな。どんなに小さいことでも、任されたら自分の仕事として責任を持っている人が多いように感じます。
山澤
私は、まずは組織力の強化だと思っています。2019年に、当社はそれまでの「支社制」から「事業部制」に組織を変えました。いわば、全国各地どこでも変わらない質とサービスを届けるためにおこなった改革だった訳ですが、この体制がより浸透して、地域や部署を越えて一丸となれる組織が生まれれば、もっと活躍するフィールドも幅広くなるんじゃないかなと。
西本
私自身も、最近は仕事を通じて他の地域の方々とやりとりする機会も増えてきました。
髙橋
そうですね。私も筑波に来てからは、全国各地の方々と関わる機会がぐっと増えました。もっとこうした取り組みを広げたいですよね。

未来の応用地質をつくっていくために

山澤
これからの応用地質は、どう変わっていくと思いますか?
西本
まずは、新しい働き方ですよね。リモートワークに代表される新たな仕組みの導入が増えるんじゃないでしょうか。
山澤
私たちはそうした取り組みの発信者側なので、責任をもって推進したいですね。
髙橋
当社は経営状況は非常にいいのに、数年前まではアナログな部分も多い会社でしたからね……。
山澤
そうなんですよね。だからこそ「このままじゃいけない」と若手を中心に立ち上がり、徐々に組織文化を変えていきました。お陰様で、事務所にWi-Fiを付けるところから始まり、今ではWi-Fiはもちろん在宅勤務制度の採用やMicrosoft Teamsの導入など、一気に環境が変わってきています。
西本
その意味では、問題意識や課題意識が高い人の方が向いている会社なのかもしれませんね。
山澤
そうですね。私や髙橋さんが自分の意志で異動できたように「こうしたい」「こう変えたい」と思えば、決して無下にする会社ではないので。
西本
分かります。私、技術者に必要なものって、深い洞察力や高度な知識ではなく熱意や向上心だと思うんです。向上心があるからこそ、問題や課題への解決意識が生まれると思うんですよね。
山澤
技術に携わっていると、どうしてもコツコツと積み重ねなければならない場面が出てきますもんね。そういう期間を乗り越えるエンジンの一つは、熱意や向上心だと私も思います。
髙橋
意思疎通も欠かせないポイントですよね。どれだけ学生時代に優れた研究に携わっていても、特に若手時代は何も分からないもの。そういう時に頼りになるのが、周りにいる先輩社員の存在です。
西本
「分からなければ聞けばいい」ってやつですよね。特別にコミュニケーションが上手じゃなくても、分からないことをシンプルに聞ける素直さはすごく大切。
山澤
素直に受け入れたその先に「あれ、これって本当に効率的なの?」とか「本当にこれがお客さまのためになってるの?」といった問題意識を抱ければなおいいと思います。組織や上司の考えていることが全部正しい訳じゃないし、改善した方がいい点もきっとたくさんある。それを言葉に出すか出さないかっていうのは自分の判断でいいので、そういう意識を持てる方は強いと思います。でも、それを判断するためにはやっぱり素直で真面目に、まずは基礎を固める意識が必要。そうしないと、説得力も生まれないので。
髙橋
その通りですね。熱意と向上心があり、真面目で素直で問題意識の高い方。……求めすぎかもしれませんね(笑)