OYO 応用地質株式会社

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PERSON社員紹介

防災・インフラ事業部

長岡 弘晃
インフラ基盤
コンサルティング部
2011年入社
地球システム学専攻

携わる仕事内容について

防災・インフラ事業部では、地質リスクの解析や、ダムなどの新設構造物に関する調査を担っており、中でも私はダムや地すべりに関する地質調査に携わっています。ダム事業がおこなわれる際には、まず、ダムが建設される予定地や貯水池周辺の地すべり、さらには付け替え道路の地質調査を実施します。次に、そこで得た情報から課題を抽出し、3次元的な地質構造を推定。そして、最終的な設計に必要となる岩盤状況を記した書類や、透水性などの物性モデルのもとになる基礎資料を作成していく、という流れになっています。

具体的におこなっているのは、円柱状のコアと呼ばれる試料の評価です。ボーリング業者の方がボーリングマシンを用いて計画地の地中を掘削し、そこで得たコアの地質構成や硬さ、割れ目の感覚・状態といった性状から、地下の状態を調べます。お客様の安全かつ安価な事業のためには、高品質・高精度の地盤評価が欠かせませんから、私たちの業務には、調査精度の向上が常に求められているのです。

仕事のやりがいについて

仕事の中で、技術的な面で難しいと感じることもあれば、お客様や事業者の方との調整に苦労することもあります。しかし、それらのすべてを乗り越えた先に、お客様から頼りにされ、感謝の言葉をいただけた時は、とても嬉しいですしやりがいを感じますね。また、災害現場などでは全く知らない場所で、事前情報もほとんどない状態の中、お客様や上司とともに目的に向かって検討を重ね、対応していくことも少なくありません。そうした困難な状況からはじまった仕事が、滞りなく終了した時には、安堵するとともに達成感を味わえます。

さらに、現場作業が中心の仕事の際は、地元の方と接する機会も多くあります。そうした環境で、「暑い中ご苦労様です」といった言葉や「怪我には気をつけてください」と声をかけていただけると、頑張ろうというモチベーションに繋がるんですよ。

応用地質にはどんな人が合っているか

私の思う応用地質に合っている人とは、明るく元気な人と、どんなことにでも興味や疑問を持てる人です。前者に関しては、上司や先輩とのコミュニケーションをとる上で、大切になってくるのではないでしょうか。どんな質問に対しても、応用地質の方々はみなさん丁寧に答えてくれますから、積極的に何でも聞いてもらえたら嬉しいです。

また、後者に関して、上司から教わった印象的な言葉があります。それは「20代は遊び、30代は学び、40代で仕事をする」というものです。中でも重要なのは「20代での遊び」。これはただ遊ぶということではなく、様々なことに興味を持って挑戦してみるということなんですね。仕事でもプライベートでも、何でもやってみることで自分自身の世界を広げることができますから、ぜひ若いうちからどんなことにでも挑戦してほしいと思います。