PERSON社員紹介

情報システム事業部
- 兪 江
- ITコンサルタント1部
2016年入社
理学研究専攻
携わる仕事内容について
全国の自治体や民間企業といったお客様に対し、業務支援システムの導入を通じて抱えている課題を解決していく。そんな業務効率化を図っているのが、情報システム事業部です。中でも私が主に携わっているのは、治山・森林分野のシステム設計構築です。特に開発をおこなう治山業務システムでは全国シェア1位を獲得し、ありがたいことに多くのお客様にご利用いただいています。そのため、全国各地へ保守や打ち合わせのために出張することも多いんですよ。

情報システム事業部では、他部署と違い現場調査はありません。しかし、常に最先端技術を取り扱いますので、応用地質をリードしていく存在だと感じています。具体的には、ドローンの点群解析における3次元技術の応用に、地震防災事業部と連携した津波システムの構築。さらには昨今問題になっている空き家を管理するためのシステム構築まで、幅広い分野に着手しています。
この仕事の難しさとは
業務の中で、専門用語が多数使われていること。これは応用地質特有の難しさではないでしょうか。どうしても専門性の高い業務ですから、知らない言葉が出てくる場面は多くあります。そのため、入社して半年が経過するくらいまでは、打ち合わせの内容がわからず、議事録すら正確に作成することができませんでした。今では、業務での経験を重ねるとともに少しずつ用語も覚えてきていますが、まだまだ勉強は必要だと感じています。
一方で、最初からすべての専門知識を身につけることは不可能ですし、どんなに優秀な方でもわからないことは必ずある業務だと思っています。だからこそ、「知りたい」という向上心さえあれば、専門性は後からいくらでも身につけることができますし、上司や先輩もフォローをしてくれますから、そこは安心して入社いただきたいですね。

仕事の中で心がけていること
日々心がけているのは、常に考え続けることです。例えば、お客様が県という行政で、クラウドの構築を検討されているとします。そうした時、別の県で同様のシステムを導入していれば、その項目やベースを活用するのですが、各県によって業務フローやそれぞれの業務に対する考え方は異なりますから、詳細のヒアリングが不可欠です。大切なのは、ベースに頼るのではなく、伺った内容をもとに実際に使用する場面を想像すること。どんな機能があると利便性を高められるか、また、どのように設計すればお客様がイメージされているシステムになるかを考え続けます。その努力の結果、「その機能を使えば、絶対に今の仕事が楽になる」との褒め言葉をいただけた時は、本当に嬉しいですね。

こうした経験を通じて、今後はさらなる技術提案力を身につけていきたいと考えています。今はまだ、上司と相談をしながら進めているような案件についても、いずれは、提案から業務契約まで、一人の力で遂行できるよう成長していきたいです。