OYO 応用地質株式会社

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PERSON社員紹介

応用地質には、
様々な舞台で活躍する先輩社員がいます。
いずれも、地球そのものを舞台に社会貢献性の高い
事業に携わるスペシャリストばかり。
ここでは、そんな彼らの“生の姿”をお届けします。

技術本部

小川 直人
研究開発センター
2016年入社
地球惑星科学専攻
小野 舞
ジオデザインセンター
2013年入社
建設環境工学専攻
ジオデザインセンターは、2024年3月をもって廃止となりました。
岩下 智哉
コアラボ試験センター
2017年入社
建築社会デザイン工学専攻

携わる仕事内容について (小川)

私が所属する「研究開発センター」は、応用地質の新しい調査手法を研究および開発する部署です。中長期的な視点に立ち、物理探査技術やBIMに関わる技術の研究開発、データベース整備、知的財産戦略などを担っています。私はその中で、物理探査技術の研究開発を担当するグループに所属しています。我々のグループでは、新しい物理探査技術の開発として、探査手法や探査システムの開発、データ解析手法や解析ソフトの開発などをおこなっています。私自身は、測定データのノイズ特性の分析を通じた、よりノイズの少ないデータにするためのデータ処理手法の考案や、自分達で考えた新しい探査方法が現場で使えるかどうかを確認し、改良点を洗い出すためのテストの実施などを主に担当しています。

新技術の開発にあたっては、データ分析をして原因を調べたり、解決策を見つけるために試行錯誤をしたりといったことの連続です。解決策を探すことが面白い点であると同時に、解決策がなかなか見つからずに四苦八苦することもあり難しく感じます。他方、考案したアイデアが上手く動作し、期待した結果が得られた時や、工夫によって良質な測定データが得られ期待通りの結果が得られた時は、苦労が報われた達成感があります。

携わる仕事内容について (小野)

私が所属する「ジオデザインセンター」は、斜面防災対策の設計や、河川護岸・堤防設計、道路設計等の多岐にわたる設計を担当する「設計グループ」、道路建設時の地すべりや地盤変状等の地質・地盤リスクについて事前に把握・対策するための調査を主に行う「地質・地盤リスクグループ」、BIM/CIMや三次元モデル作成業務への対応や、社内の人材育成を行う「BIM/CIM推進グループ」から構成されており、どのグループも他事業部と連携しながら業務を進めています。

私は「設計グループ」に所属しており、主に斜面防災対策の設計を担当しています。斜面防災対策の例として、台風や集中豪雨、地震等に伴い発生する、地すべりやがけ崩れ、落石などを事前に防ぐための対策工設計や、斜面を切土して道路や施設を施工する際の斜面崩壊対策設計などがあります。他の事業部の方が調べた地質調査結果をもとに、想定される崩壊の規模を算出し、それを抑えるために必要な対策工を検討しています。
斜面に面した道路を運転している最中に、道路沿いに設置してある落石対策が見事落石をキャッチして道路を守っている様子を見つけると、「私も誰かの暮らしを守る仕事をしているんだ」と誇らしく感じます。

※ ジオデザインセンターは2024年3月をもって廃止されましたが、上述の業務については各事業部内で引き続き対応しております。

携わる仕事内容について (岩下)

私は、技術本部の「コアラボ試験センター」に所属しています。「コアラボ試験センター」では、地盤調査で採取したボーリングコアなどの試料を用いて室内試験をおこない、設計・施工に必要な地盤の物理特性・力学特性といった物性値を取得しています。

室内試験は土質試験・岩石試験・化学試験の3つに分けられるのですが、私は中でも岩石試験に携わっています。岩石試験では、比較的硬い試料に対して三軸試験を行い、硬度や変形のしやすさを評価します。この試験では、岩石に地震を想定した荷重を繰返し作用させて岩石の変形量を測定することで、地震時の地盤の揺れ方を予測するために必要となる解析パラメータを取得し、最終的に構造物の耐震設計などに活かされることになります。また、洋上風力発電設備の設計に必要なパラメータを求めるための試験である単純せん断試験も担当しています。この試験は、国内で基準化されていないため、海外の試験基準や文献を勉強しながら試験をおこなっています。

仕事を通じてやりがいを感じる瞬間は、お客様が納得する試験結果を得られた時や、自分の予想した通りの試験結果が得られた時です。また、できなかった試験を新しくできるようになった時なども嬉しい瞬間です。

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