OYO 応用地質株式会社

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PERSON社員紹介

応用地質には、
様々な舞台で活躍する先輩社員がいます。
いずれも、地球そのものを舞台に社会貢献性の高い
事業に携わるスペシャリストばかり。
ここでは、そんな彼らの“生の姿”をお届けします。

流域・砂防事業部※2023年時点の名称

堂井 百花
防災技術部
2018年入社
理学専攻

携わる仕事内容について

現在は、流域・砂防事業部の防災技術部斜面調査・設計グループに所属しています。このグループでは、地すべりに代表される斜面災害を対象に、地表地質踏査やボーリング調査を行い、対策工検討に必要な基礎資料データを収集することを目的としています。
その中で、私自身は主に地質調査に携わっています。調査対象は、地すべりや砂防堰堤、橋梁をはじめ、最近ではトンネルも含まれます。地質調査といっても、現地に行く前に、まずは机上調査を行い、闇雲に調査することがないよう着目すべき箇所を抽出します。その後、いよいよ地質調査として地表地質踏査とボーリング調査を行います。踏査は基本的に2人1組でペアを作り、山の中や時には道路沿いを歩いて、主に地質や地質構造の変状を確認します。また、踏査だけでは得られない地中の情報は、主にボーリング調査で補います。こうした一連の現場作業が終わった後は、調査結果の整理と調査対象項目に対する検討結果を報告書にまとめます。体感的に、この仕事は「現場7割・内業3割」だと感じています。

仕事のやりがいについて

現場の工程管理が上手くいった時や、自分が調査し提案したものが実際に施工され、完成された時にやりがいを感じます。また、時間をかけて頑張った成果が、お客様に認めて頂いた時にも、「この仕事をやって良かった」という感慨を覚えます。
一方で、様々な知識を学び、いくつかの現場を経験しても、いまだに現場の工程管理は難しいです。予想通りに計画が進むことは、ほとんどありません。例えば、地質調査の際、予想だにしなかったことが起こると、運が悪い場合は調査を中止することすらあります。もちろん、運良く中止にまで至らずに済むこともありますが、万が一、不運にも中止に追いこまれた際は、いつまでも落ち込まずに「何事も経験だ!」と思って、前向きに頑張っています。その意味で、自分の経験や先輩たちの経験を糧に総合的に現場の工程を判断して、調査方法の変更や工程の調整などを柔軟に検討することが大切だと言えます。

応用地質にはどんな人が合っているか

以前、上司から言われた「自分の考えを教えてくれるところが、あなたの良いところ」という言葉が心に残っています。当時、私は仕事で行き詰っており、いつまでも解決できずにいました。そんな時、その上司が声を掛けて下さったのです。私は現状の問題点を挙げたうえで「私はこういう理由で、こう思っているのですが」と相談したところ、前述の言葉を頂きました。その上で、私の誤解しているところ、誤っているところを指摘して下さり、的確に道を示して下さったのです。たとえ部下が間違っていても、最初から否定をせず、まずは“考えを教えてくれること”を褒めて下さったことがとても嬉しく、感動したことを覚えています。仕事をしていれば、誰でも間違えることはあります。大切なのは、そこから使える知識を少しずつ増やしていき自分のものにすることだということを、この言葉から学びました。今でもその方を尊敬しており、将来の目標でもあります。

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※ 本動画中の流域・砂防事業部という名称は2023年時点のものです。2024年1月1日現在は防災・インフラ事業部に変更になっております。

防災・減災事業部

鳥本 達矢
解析技術部
2017年入社
理学研究専攻

携わる仕事内容について

現在所属している防災・減災事業部では、自然災害に対応するための被害予測や防災計画の策定支援などをブランド化し、お客様へ提供しています。また、こうしたソリューションのモデル作成や、数値シミュレーションに関連する技術・知見に対して敏感になり、最新情報を収集していくことも社内における重要な役割です。中でも私は、地震動のシミュレーション業務を担当しています。内容は、シミュレーションの結果や観測データの解析を通じた、地震被害の想定や予測です。さらに、解析の計算に使用したモデルや結果の妥当性を評価するといったことにも携わっています。

大学時代に学んできたことを仕事に生かしたいと考えていた私ですが、そういった意味では、とても充実した毎日を過ごすことができています。応用地質には、やりたいと手を挙げれば挑戦させてくれる環境がありますから、それを生かして今後も成長していきたいですね。

仕事のやりがいについて

自然災害を予測するためには地球科学の知識が必要になってくるのですが、地球科学には未知なことも多く、正解がわかりません。ですから、これまでにわかっている知見や技術を駆使して、最善策を探していかねばならない部分が難しいと感じています。このように苦労をしている中、自分の担当した作業の結果を見たお客様から褒めていただけた時や、認めてもらえた時は嬉しいですし、これまでの自分の考えは間違っていなかったのだと、自信にも繋がります。

また、モチベーションを保つためにおこなっているのが、興味を持てそうな部分を探すことです。やはり仕事ですから、すべてに対してモチベーション高く対応することは難しいですが、何か一つでも興味を持ち好きになることで、少しでも気持ちよく、楽しく仕事に向き合えると実感していますね。

応用地質にはどんな人が合っているか

応用地質の仕事は専門的な分野が多く、これといった明確な答えがないことも多々あります。そんな環境の中で、必要になってくるのは「他人と議論ができる力」だと考えています。技術的なことはもちろんそうですが、日々の中で気付いた些細なことに関しても、真正面から向き合い、それに対してしっかりと自分の意見を持って臨む姿勢が大切です。こうした力は、きっと私たちの成長へと繋がり、会社全体の一体感をも生み出すものになると信じています。

私自身、まだまだ未熟な部分ばかりで、先輩方に助けていただくことも多いです。しかし、それに甘えず、一刻も早く一人で担当できる作業を増やし、一人前になりたいと日々努めています。私もみなさんの手本となれるよう精進してきますので、ぜひ一緒に応用地質で成長したいと思ってもらえたら、こんなに嬉しいことはないですね。

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※ 本動画中の地震防災事業部という名称は2020年撮影時点のものです。2022年4月1日現在は防災・減災事業部に変更になっております。