品質への取り組み

品質向上についての基本的な考え方

当社グループは、品質の向上はステークホルダーとの信頼を築く上で非常に重要であると考えており、品質の向上に向けた取り組みを継続して実施しています。グループの企業行動規範に、「ステークホルダーへの誠実な対応」を掲げるとともに、企業行動基準にも「成果の品質向上と業務の改善に継続的に取り組み、お客様の期待を超える仕事を提供します」と掲げています。また、当社はISO9001に基づいて作成した「業務マニュアル」に沿って業務を遂行しており、品質マネジメントシステムの外部認証を受けています。

「公共工事の品質確保の促進に関する法律」の遵守と業務監査

公共工事に関わる業務の遂行に当たっては、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」を遵守しています。また、業務監査室が、業務マニュアルに沿って打ち合わせや照査などがきちんと実施されているか、業務遂行のプロセスチェックを行っており、その結果は執行役員会などに報告されています。

照査の実施による成果品の品質向上

設計等の個別業務においては、ミス防止の観点から、業務遂行のプロセスの各段階において、確実な照査を実施し、ミスの防止と成果品の品質向上を図っています。また、多様な専門分野の技術者が参加する「照査会」を定期的に実施し、過去のエラー事例や個別の業務について、問題点の分析や対応策等を議論することで、成果品の品質向上につなげています。

照査会における資料

デジタル技術の活用によるサービス品質の向上 (コアラボ試験センター)

当社グループが提供するソリューションの多くは、様々な方法で得られたデータをもとに作り上げます。データの良し悪しがサービスの品質を左右すると言っても過言ではありません。土、岩石、水の試験・分析を行うコアラボ試験センターでは、試験操作を短時間に正確に実施するためのAR、RFIDタグ導入による室内試験のIoT化と進捗の見える化、AIを用いた試験の自動化、リモート遠隔操作ができる試験装置の導入等、デジタル技術を活用し、品質の向上とともに生産性を向上させています。

ARによる試験操作マニュアルと技術伝承の効率化
AIを用いた試験の自動化 (目視による試験判定をAI学習で自動化)