インフラメンテナンス分野20230403
路面下空洞探査サービス
概要
日本では現在、年間3,000件超の道路陥没が発生していると言われています。その原因の多くは、下水管や雨水管など地下に埋められた管路の老朽化です。管の破損部やゆるくなったつなぎ目から地中に水が漏出することで周辺の地盤が削られ、陥没を引き起こす空洞が生じるためです。道路が陥没すると、人や車両が落ちて大きな事故となる危険性があります。また事故や災害など緊急時に道路が使えなくなると、消防や救急活動に大きな支障が生じます。
応用地質では、地中レーダを搭載した路面下空洞探査車により、道路の下に潜む空洞を非破壊で検知し、陥没を未然に防ぐサービスを提供しています。
特長
時速80kmでも2.5cm間隔で道路内部の空洞をスキャン
地中レーダは、道路上から電磁波を照射し、その反射波で危険な空洞や埋設管の位置などを検知できる技術です。当社の路面下空洞探査車は、時速80kmで走行しても僅か2.5cm間隔という高密度で道路内部を調査することが可能です。
AIによる空洞検出 (再現率) は100%
また、AI (人工知能) による空洞の自動解析技術を業界に先駆けて開発し、本サービスで運用しています。
走行しながら取得される膨大な測定データをほぼリアルタイムで解析し、空洞再現率
(空洞の抽出) は100%の精度です。
AIを活用することで、調査精度の向上および空洞の解析時間を大幅に短縮し、対策の早期化や陥没による事故リスクの低減に貢献しています。
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