文化財保全・調査サービス

近年の気候変動に伴う激しい環境の変化や、自然災害の増加によって、文化財の風化や劣化の進行、災害による直接的な破壊が懸念されています。
応用地質では、非破壊探査技術等による現状調査や保存対策、活用支援まで、文化財の保護・保全に向けたさまざまなサービスを提供しています。

現状調査

ボーリングによる地質調査、遺構の有無を非破壊で調査する物理探査、変位や健全度の現地計測、出土遺物や土壌・岩石試料を用いた室内試験などにより、遺跡に関する情報を効率よく把握することができます。得られた情報は、調査や整備計画立案の基礎資料となります。

物理探査


現地計測


室内試験


ボーリング調査


計画立案

個々の史跡の特徴を活かした保存と活用のための計画をご提案します。
計画立案のための現況調査では、各分野の専門技術者が地質、植生等の調査を実施し、計画策定を総合的にサポートします。

施工管理

遺構の保存対策、史跡活用のための整備工事の設計、コンサルティングを提供します。
設計では、お客様の要望も踏まえ、遺構の保護と史跡の景観に配慮した最適な工法をご提案します。施工管理では、工程調整や発注図書作成等を支援し、工事が円滑に進むようサポートします。

経過観察

保存工事終了後の経過観察は、遺構の保存やメンテナンスのために重要です。
整備計画立案のためにモニタリングが必要な場合もあります。
湿度や降雨量などの基本的な環境計測から土中の水分量や地下水位観測、石垣の変位計測等、遺構の状態や地域環境に最適なモニタリングをご提案します。

遺跡探査の適用性

1.どんな遺構があるかわからない
 →地中レーダ探査がが最適です。
  深度1~2m程度までの遺構の埋蔵状況を把握することができます。
  分解能が最も優れているため、あらゆる遺構に適用できます。

2.古墳
 →地中レーダ探査がが最適です。
  古墳の探査では、埋葬主体のほか、古墳の形状や周溝・葺石の有無、金属遺物の有無なども把握することができます。

3.貝塚や敷石
 →平面的な分布範囲を調べるには電気探査(マッピング)が適しています。
  電気探査は比抵抗(電気の通り易さ、通りにくさ)の違いを表示します。
  局所的な分布を把握する必要がある場合には、地中レーダ探査を併用します。

4.城の堀跡
 →断面的な形状を把握するには電気探査(比抵抗映像法)が適しています。
  ある位置(測定ライン)での深度方向の比抵抗分布(比抵抗断面図)が得られます。
  地中レーダ探査では捉えきれない大規模な構造物の把握に用いられます。

5.窯跡
 →窯跡の有無を調べるには磁気探査が適しています。
  調査範囲を1mメッシュで測定した結果から磁気異常箇所を抽出します。
  詳細な位置を把握する場合には、地中レーダ探査を併用します。

6.金属遺物
 →金属遺物の有無を調べるには電磁探査が適しています。
  調査範囲を1mメッシュで測定した結果から強い電磁誘導反応を抽出します。
  詳細な位置を把握する場合には、地中レーダ探査を併用します。

応用地質の文化財調査実績

文化財調査実績(2001年~2019年)

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