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”地球のお医者さん”の原点は、地盤を自ら正確に調べること

1957年、会社を設立した2ヶ月後に最初の試験室が開設されました。「“地球のお医者さん”の原点は、地盤を自ら正確に調べること」という信念のもと、試験技術と調査技術とがOYOの両輪をなしていました。

現在のOYOには、コアラボ試験室とつくば研究所があり、研究開発を行っています。また、福島県三春町に「応用生態工学研究所」を置き、三春ダムの湛水前から現在まで、ダムサイトにおける水質・生態・気象の変化を研究・提言しています。

 

コアラボ試験室

コアラボは1992年に設立し、コアラボ(Core-Lab)という名称には地盤から採取した試料(Core)の試験室(Laboratory)であり、かつ地盤物性評価技術の核(Core)を狙うとの思いが込められています。

民間企業で最大規模の試験室であるコアラボには、延べ3000㎡の実験室に、土や岩石の試験、化学分析に関する設備を備えています。

最近ではメタンハイドレートの物性試験のため、メタンハイドレートそのものを生成し、水深1,000m以上の海底地盤状況を再現するような試験装置を作製しました。また、二酸化炭素地中貯留のための実験装置を設計し、岩盤と海水と二酸化炭素の関係を研究しています。

このように、コアラボは、誰もやったことのない先進的な試験、複雑な試験、精度の求められる試験を得意とします。信頼性の高い試験結果を得るためには、試験はもとより現場での試料のサンプリング技術の向上・維持も必須です。OYOは高品質ボーリングシステムを開発し、特許を申請中です。

コアラボ_10連型圧密試験機コアラボ_外観コアラボ_48連コアラボ_大型三軸3 コアラボ_土のレントゲン写真3

写真左から1957年10連型圧密試験機/1992年コアラボ設立/50連型圧密試験機/大型三軸試験機/土のレントゲン写真

 

つくば研究所

1957年会社設立当初、地質調査に利用できる良い計測機器が無かったため、自ら開発しました。その後、他の調査会社から開発した機器を譲ってほしいとの要望があり、機器事業が始まりました。

「必要なものは自分でつくる」という精神は、今もなお受け継がれ、OYO製品は100種類を超えました。1965年に特許を取得した孔内水平載荷試験装置LLTは、OYOの看板商品で、現在まで約2000台が売れています。2007年からは計測システム事業部として、機器の開発だけでなく、システムを含めたサービスの開発・サポートを行っています。地質調査だけでなく、防災・減災、維持管理、環境など幅広い分野で、そして世界中で活用されています。

広大な敷地内には、機器の実験・検証のため、50m、150m、200m、300m、1350mの深さのボーリング孔があります。さらに、道路・トンネル・橋梁の空洞・劣化診断のためのレーダ探査キャリブレーション用施設もあります。

つくば_浦和研究所内_1966年つくば_オフィス正面つくば_LLTつくば_オフィス敷地内

写真左から1966年浦和研究所/1999年つくば技術開発センターの設立/孔内水平載荷試験装置LLT/敷地内のボーリング孔で実験中

 

応用生態工学研究所

「応用生態工学」とは、土木事業に伴って自然環境、特に生態系がどう変化するかを予測・評価する技術分野で、生態学と土木工学との境界領域のことを指します。OYOは、この科学技術分野を「応用生態工学」として探究しています。

応用生態工学研究所は、1999年、福島県三春ダムのほとりに設立されましたが、研究はダムに湛水を始める前年1995年から始まっています。

研究内容は大きく3つあります。①生態系と微気象の長期変化の把握 ②流域の汚濁負荷の実態把握 ③生態学と土木工学との境界領域の開拓 です。研究の成果としては、外来魚を駆除する方法「魚類の捕獲方法及びそれに用いる定置網」の開発(特許第3822878号)や、論文「貯水池出現に伴うダム湖岸の樹木の変化」をはじめ、学協会へ積極的に発表しています。

研究の他にも、ダム周辺環境をより良くするため、2000年から始まった「さくら湖自然環境フォーラム」では、実行委員会のメンバーとして毎年参加しています。

応用生態工学_外観OLYMPUS DIGITAL CAMERA応用生態_さくら湖自然教室さくら湖フォーラム

写真左から1999年応用生態工学研究所設立/生態調査/さくら湖自然教室/さくら湖フォーラム

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