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エネルギー事業分野

地質調査現場の進捗管理、安全対策。
コミュニケーションを深めることが鍵。

エネルギー事業部 環境地質 三部

2012年入社
自然科学研究科 地球科学専攻 修了

西村 仁秀

Norihide Nishimura

応用地質のコア技術

地質調査は、調査案件に対して求められる情報が何かを見極め、参考文献を調べることからはじまります。目算を立てたら現場に向かい、正確な情報を得るために調査を実施します。主な調査方法は、地表踏査とボーリング調査の2つです。前者は地質技術者として重要な基盤技術の一つで、ハンマーやクリノメーターを使用して岩石や堆積物の露出している露頭を調べて歩き、これを地形図に記入していきます。後者は、地表踏査では分からないピンポイントの地層の構成や地盤の特性を把握するために行います。ボーリング調査により採取したボーリングコアの観察及び試験を行い地表踏査の結果と合わせ、正確な地質図や断面図の作成、また構造物の設計に必要なデータを把握します。

安全を守る

調査案件に対して、正確な地盤情報を提供することが私のミッションですが、その大前提として調査現場の進捗管理、安全対策はきわめて重要な仕事です。たとえば、ボーリングマシンを設置する際に組み立てる“ヤグラ”。応用地質では、規定の基準を満たした一般的なヤグラより、さらに安全に配慮した、通称「安全ヤグラ」を考案し、標準化しています。これは通常のヤグラに作業足場と手すりを取り付けたもので、各作業時に足を滑らせ墜落する危険性をより低減するものです。

しかし、実際にボーリングマシンを扱う協力会社の作業員からすると、必ずしも歓迎される内容ばかりではありません。なぜなら、ボーリング調査は該当範囲によっては数十箇所を対象とすることもあり、いくら短時間で組み立てられる構造であっても、手間は増えるわけです。さらに、それを指示するのが一回りも年下の者であるならば、尚更でしょう。ただ、たとえ経験は浅くとも現場監理を担う私からすると、そこで萎縮して依頼しないわけにはいきません。きちんと意図を説明し誠意を持って依頼をします。これは一例ではありますが、やはり人対人の仕事ですから、コミュニケーションを深めることが何よりの安全対策だと考えています。

ボトムアップ型の社風

入社半年が経過した頃のことです。私は幸いにも、高速道路拡張のための地盤調査という、大型プロジェクトに携わる機会を得ました。もちろん先輩社員のサポート役でしたが、先輩からは「プロジェクトメンバーの一人という自覚を持って自分で考えて、動こう」とアドバイスされました。まだ右も左も分からない新人を大型プロジェクトに携わらせる大胆さ、さらには主体性を求める懐の深さが、今考えるといかにも応用地質らしいと思います。つまり、若手の意見を頭ごなしに否定しない、ボトムアップ型の社風が全社的に根付いているという意味です。以来私には、人に助言を求める際にも、「私はこう思いますが…」という自分の考えを持つクセが自然と身につきました。

また、応用地質は近年、海外の案件に携わることが多くなってきているので、私もいずれ挑戦したいと思っています。

※部署名は取材当時のものです。