地質調査20230403

サスペンションPS検層システム / サスペンションPSロガー 3670

地盤強度 (弾性波速度) 調査用 検層システム

当社のサスペンションPS検層システムは、建築や土木分野で必要な地盤特性情報を取得するための画期的な技術です。このシステムは、通常のPS検層システムでは困難な大深度地盤や海上での調査に最適化され、高速なデータ取得が可能です。強力な振源と受振器から構成される漂遊型プロープを使用し、地表ノイズを気にすることなく調査ができます。これにより、重要構造物の耐震設計に必要な情報を確実に収集することができます。ラインアップデータ処理機能により、フィールドで簡単にデータを確認することができます。

サスペンションPS検層システム / サスペンションPSロガー 3670

特長

  • データ収録には、16ビット高精度デルタ-シグマA / Dコンバーターを採用しています。しかも、2.5μsecの高速サンプルレートを実現しています。
  • データファイルのフォーマットは、サスペンションPSロガーフォーマットとExcel (Microsoft社製品) などで扱うことのできるCSVフォーマットをサポートしています。
  • 計測中のデータは内蔵ハードディスクに一旦、記録されます。これらのデータは、操作メニューから簡単にUSBメモリステックにコピーして取り出すことができます。
  • ラインアップデータ処理機能も持ち、フィールドにてデータ確認作業が容易にできます。
  • 装置は小型・軽量で、また省電力設計されています。
  • 装置は日本語仕様と英語仕様があり、OSであるWindows XP SP3 OEMバージョン (Microsoft社製) はそれぞれの言語に対応しています。
  • 装置の起振部と受振部が近接し、地上からの震源が必要ありません。
  • 地表のノイズ等を気にすることなく高速でデータ取得ができる画期的なPS検層システムです。
  • 都市部での地表ノイズが多い場所、海上など地表での起振場所が確保できない場所、発電所など重要構造物を対象とした大深度での調査に適しています。
LLT-M本体 (Model-4189)

サスペンションPS検層測定イメージ

60ファイゾンデ (Model-4115)

サスペンションPS検層プローブ

仕様

データ収録部

入力成分数 2成分
入力インピーダンス 600Ω (600Ω:7kΩトランス結合)
利得 (プリアンプ増幅率) ×4、×16、×64、×256 (±5%)
周波数帯域 60~10,000Hz (±10%)
A / D分解能 16ビット
サンプレングレート 2.5、5、10、20、50、100、200μsec
メモリ長 1024、2048 ワード
トリガーディレイ 0~9msec (1msec毎に設定可能)
記録媒体 HDD、USBフラッシュメモリ
データフォーマット サスペンションPSロガー専用フォーマット、CSV

フィルター

ローパスフィルター 400、800、1600、100,000Hz 12db / OCT (±10%)

計測制御

測定モード 手動、半自動、全自動
データスタック回数 1~9回 ※任意設定可能
ショットパルス幅 0.4、0.8、1.6msec
ソレノイド駆動電圧 約300V
深度カウンター -14.00~510.00m ※LCDに表示
プローブ移動速度 0~99 (m / min) ※LCDに表示

その他の機能

ラインアップモード 同一孔内データのファイル番号を複数選択し、これらのファイルからV成分だけ、又はH1とH2成分の両方を選んで深度順に並べて表示・印字する機能。
ノーマライズ、クリッピング機能も持つ。
位相補正 S波成分の一旦保存されたデータに対して自動位相補正する。

システム総合

CPU ULV Intel Celeron processor 400MHz
HDD 80GB
メモリ 256MB
OS Windows XP SP3 Professional
ディスプレイ カラーLCD 1024×768dots 10.4インチ
インターフェイス USB1.1/2.0 (外部プリンター、USBメモリ、マウス用など)
電源・電圧 DC10.8~13.2V (12Vバッテリー)
消費電流 3.0Amax (システム起動時) ※電源電圧12V時
2.5Amax (起動後) ※電源電圧12V時プローブへの充電時を除く
外形寸法 330 (W) × 220 (H) × 270 (D) mm
質 量 8.2kg
使用温度 0~45℃

CONTACT

お問い合わせフォーム