学生時代は、「構造物をどのように造るか、どのように設計するか」という土質力学や構造力学が好きでした。特に、構造物を支える地盤に興味を持ち、土質力学研究室に所属し「河川堤防の安全性評価」について研究しました。 また、学生時代にはサークルに所属していませんでしたが、大学のプールで泳いだり、仲間とチームを作ってバスケット、ソフトボールなどのスポーツをよくやっていました。全般に体を動かすことが大好きで、最近では支社の先輩方とチームを編成し、6時間耐久のリレーマラソン(2009 inナゴヤドーム)に参加しました。
指導教官に教えていただいて応用地質を知りました。学生時代に取り組んでいた研究を活かせる企業であること、地質調査業界のトップの技術を持っていることなどが入社を希望した理由です。また入社試験の前に、広島支店長と面接し、誠実な会社の雰囲気と温かそうな仕事場に引かれ志望しました。中部支社もとても温かな職場です。
入社以来、今までにさまざまな業務に携わってきました。具体的には、堀割道路建設に際しての地下水に関する諸問題の検討、河川改修後に発生した周辺構造物の変状・井戸枯れの原因究明および対策検討、学生時代に取り組んでいた研究の延長上である、河川堤防の浸透に対する詳細な安定性照査、下水道を設計するための地質状況の把握・工法検討などです。
なかでも、特に印象に残っているのは、超高層建物の基礎地盤を対象とした盤膨れ、地下水処理等に関する調査です。この業務は人通りの非常に多い駅前で、しかも非常に狭い作業範囲という条件で、地下100mまでボーリング調査を行う内容でした。大型マシンの搬入や安全管理などに神経を使い、かつ工期に追われていたため、昼夜24時間で作業(3交代)をするという厳しい条件が重なりました。また、地盤状況や試験結果に応じて色々な判断を迅速に行うことが求められ、経験不足から判断に迷うことが多くあり、四苦八苦しました。このようなときは上司や先輩方に相談し、できるだけ素早い対応を心掛けて何とか難局を乗り切りました。
一方、どのような地盤が分布しているのか、100mと深い位置の水圧がどの程度なのかということが徐々に判っていき、次第に地盤技術者としての面白さを感じることができるようになりました。また、調査途中にはボーリング孔が崩れたり、測定計器が入らなくなることもあり、深い深度での試験や正確なデータを取ることの難しさも痛感しました。そして、最後に発注者から"OYOさん、ありがとう"と誉められたときは、現場で苦労した甲斐があったなと思いました。
このように色々な苦労を伴いますが、学生時代に学んできたことを十分に活かせる仕事であり、現在はやりがいと充実感を感じています。今はまだ、限られた範囲の対応しか出来ませんが、これからもっと経験を積み、どのような局面でも打破できる技術力を身に付け、お客様から喜ばれる技術者になりたいと思っています。













